フリーランスが知っておきたいお金のこと5つ

サラリーマンを辞めてフリーランスエンジニアになりたいと考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、初めてフリーランスエンジニアになるときは、サラリーマンと違ってお金の心配などもあるためなかなか一歩踏み出せないでしょう。 そこで、ここでは、フリーランスが知っておきたいお金のこと5つについてご紹介します。

年収の6ヶ月分から1年分のお金を貯めておく

サラリーマンのときは、基本的に毎月決まった給与が支給されるので年収が安定しています。しかし、フリーランスになれば、年収がサラリーマンと違って安定していません。そのため、サラリーマンのように年収が安定しないので、フリーランスになる前に意識してお金を貯めておくことが必要です。

サラリーマンのときはある程度お金が貯まっていたかもしれませんが、フリーランスになれば簡単にはお金が貯まりません。そのため、フリーランスになる前には、最低でも年収の6ヶ月分から1年分のお金を貯めておくことが必要です。

サラリーマンとは年金や保険が違っている

年金については、サラリーマンのときは厚生年金に入りますが、フリーランスになれば国民年金に入るようになります。国民年金というのは、20歳以上60歳未満の全ての国民が必ず入る必要があるもので、基礎年金ともいわれています。

国民年金は、入っている期間によってもらえる金額は決まってきます。入っている期間が40年間の満期のときは満額がもらえますが、これより入っている期間が短いときはその分もらえる金額が少なくなります。

一方、保険については、サラリーマンのときは基本的に社会保険に入りますが、フリーランスになれば国民健康保険に入るようになります。国民健康保険は、共済組合や社会保険などの健康保険に入っていない人が対象になります。

例えば、フリーランスや年金をもらっている人などが国民健康保険に入る対象になります。なお、サラリーマンのときの厚生年金と社会保険は会社で手続きをしてくれますが、フリーランスになれば国民年金や国民健康保険は自分でそれぞれの市区町村の窓口で手続きする必要があります。

サラリーマンを辞めても失業手当がもらえない

フリーランスになるときは、サラリーマンを辞めて失業手当がもらえると思っている方もいるのではないでしょうか。しかし、基本的に失業手当は再度就職するときにもらえるものです。そのため、就職活動をしていなければ失業手当はもらえません。

サラリーマンを辞めて、フリーランスになるための準備をしているときは失業手当をもらうことができません。フリーランスになりたいのであれば、初めから失業手当を期待しない方がいいでしょう。

なお、フリーランスになるために失業手当をもらえば、不正受給になるため注意しましょう。

お金に余裕があるときは資産を運用する

フリーランスになってお金に余裕があれば、お金を単に貯めるのみでなく資産を運用することも考えましょう。

フリーランスであれば、確定拠出型年金を利用して資産を運用するのがおすすめです。

確定拠出型年金というのは、金融商品の投資信託などで資産を運用するものです例えば、株式投資や不動産取引を個人で行うときに比較して、資産を運用するときに割合利用しやすいものです。

確定拠出年金は次のようなメリットがあります。

  • 所得から掛金の全てが控除される
  • 運用して途中で利益が出たときは課税されない
  • 年金をもらうときは厚生年金や退職金と同じように税金が減額される対象になる
  • 国民年金基金の掛金とトータルして最大で月額6万8,000円の掛金になる

また、将来的に確定拠出年金でもらえる給付金としては、次のようなものがあります。

  • 老齢給付金

基本的に、本人が60歳になったときから、一時金あるいは年金でもらえます。

  • 障害給付金

本人が高度障害になったときに、一時金あるいは年金としてもらえます。

  • 死亡一時金

万一本人が亡くなったときに、遺族が一時金としてもらえます。

フリーランスのときは退職金がない

当然ですが、フリーランスになって辞めたいというときでもサラリーマンのように退職金はありません。

そのため、サラリーマンの退職金に相当するようなお金を普段から貯めておく必要があります。

なお、退職金に相当するお金としては、普通のサラリーマンが定年で会社を辞めるときにもらえるものを考えたりするなど、だいたいの金額を計算しながら貯めるようにするのがおすすめです。

まとめ

ここでは、フリーランスが知っておきたいお金のこととして

  • 年収の6ヶ月分から1年分のお金を貯めておく
  • サラリーマンとは年金や保険が違っている
  • サラリーマンを辞めても失業手当がもらえない
  • お金に余裕があるときは資産を運用する
  • フリーランスのときは退職金がない

上記についてご紹介しました。 サラリーマンを辞めてフリーランスエンジニアになりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください 。

この記事を書いた人

freestyleEngineer

中小SIerにてシステムエンジニアとして高稼働案件に振り回されながらスキルを磨く。キャリアの中盤からPMを任されることが多くなり、マネジメント寄りのキャリアに進む。現在はエンジニアの希望に応えられるような案件を紹介するフリーのエージェントとして奮闘中です。