フリーランスのエンジニアがSESで客先常駐する3つのメリット

「自由」「好きなときに働ける」というメリットから今フリーランスでの働き方が注目を集めています。これまで以上に働き方の選択肢が増える中で、フリーランスエンジニアとしての働き方にもいくつか選択肢があります。大まかに分けて在宅で仕事を受託するパターンと客先に赴きそこで開発等の業務に従事するパターンです。今回はSES(客先常駐)で働くメリットをいくつかご紹介していきます。

安定した収入とバランスの取れた働き方

客先常駐、いわゆるSESで働く最大のメリットは安定した収入とバランスの取れた働き方です。

受注が難しい

よく脱サラしてフリーランスになった方が失敗してサラリーマンに戻った話を耳にしますが、フリーランスになってからの最大のハードルは定期的な受注です。副業レベルであれば問題はないのですが、いざ本職として働き始めると仕事が少ないことに気づきます。働きたいが案件がない、案件はあっても自分のレベル感に合っていない、単価が低い等の様々な理由でここでつまずく方が大勢います。

フリーランスも営業しなくてはいけない!?

安定した受注を獲得するためには、委託先の担当者に自分を売り込まなければなりません。サラリーマン時代とは違い自分のペースでできる分楽かもしれませんが、パイプ作りができなければどんどん仕事は減っていきます。ある程度の人間関係やコミュニケーションは必須と考えてください。

エージェントとのパイプ作りには以下の記事を参考にしてください。

SESでバランスの取れた働き方

SESで働く最大のメリットはバランスの取れた働き方ができることです。前述した通りフリーランスといっても受注のためにいろいろ動かなくてはなりません。その点客先常駐であれば黙っていても仕事が舞い込んできます。安定した仕事量をこなすことができるので、収入に不安を覚えることもないでしょう。

また、客先常駐のメリットとして自分のペースで働けることが挙げられます。あくまでもあなたは「お客様」ですので変に気を遣ったり、嫌な上司にへこへこする必要がありません。一般的な正社員に比べて残業も少ない傾向にあるようです。

SESは適度なストレスの中で有意義に働くことができる環境です。

新しい技術身に着けることができる

SESの2点目のメリットとして新しい技術を身に着けやすい環境を挙げることができます。

色々な企業で働ける

客先常駐であれば契約ベースで働くことができるので契約ごとに様々な企業で働くことができます。基本的には自分の得意な分野で働くことになるとおもいますが、プラスアルファで様々な技術を身に着けることができます。

最先端の案件に携われる

企業では常に業界の最先端をいくような案件を扱っています。大小はあまり関係なくて、ベンチャー企業のほうがおもしろい案件をあつかっていることもしばしばあるようです。

客先常駐の働き方であれば常に契約ごとに新しい案件に携われることができますので、おのずと新しい技術や考え方に触れることができます。

エンジニアとして技術向上が見込めるのでこれだけでも十二分にメリットがあるといえるでしょう。

エンジニアは一生勉強

エンジニアは一生勉強が続きます。それは世界に常に新しい技術が生まれているからです。最前線で働くからこそどんどん新しい技術が身に付き結果として自分の価値が上がることになります。

働き方の選択肢が増える

何事にも選択肢は多い方が良いです。フリーランスエンジニアなら正社員伊以上に「保険」を掛けることは重要な要素となります。客先常駐で働くこと自体が「契約ごとの安定した収入」につながります。また、適度な人間関係も構築できますのでコミュニケーションの中で新しい仕事が降ってくるかもしれません。例えば軸を客先常駐での仕事にして、副業的な立ち位置で在宅ワークを選択するのも面白いかもしれません。客先常駐の案件の中には週に3回程度の出勤でいいものや、時間に融通の良く契約も多くありますので、自分に合った形態を選ぶこともできます。

心に余裕が生まれる

客先常駐のメリットとして選択肢が増えることにより心に余裕が生まれる場合もあります。ストレスもそこまでなく、仕事に集中することができるのがSESの利点です。よくSESはよくない、だとか技術的に成長できないなど言われることがありますがしっかりと仕事を見極めて契約すれば自分にとって非常にメリットのある働き方です。心に余裕を持ちながら有意義な時間を過ごせます。

まとめ

客先常駐のメリットを挙げてきました。全員がこの働き方に合うわけではないですが「バランスよく働いたい」「フリーだけどある程度安定したい」こういった考えを持っている方はSESという働き方がぴったりあっているとおもいます。客先常駐であれば契約ごとに様々な案件に関われますので技術向上も見込めます。

是非SESでの働き方を検討してみてください。

この記事を書いた人

freestyleEngineer

中小SIerにてシステムエンジニアとして高稼働案件に振り回されながらスキルを磨く。キャリアの中盤からPMを任されることが多くなり、マネジメント寄りのキャリアに進む。現在はエンジニアの希望に応えられるような案件を紹介するフリーのエージェントとして奮闘中です。