フリーランスエンジニアの営業戦略とは何か

駆け出しフリーランスエンジニアが最初にぶつかる壁として「営業」が挙げられます。

社会人時代とは違い、フリーランスになった以上は自分の力で案件を見つけなければいけません。友人からの紹介にも限界があることも多いです。

しかし、エンジニアで営業をしないで「仕事がない」と嘆いている方もいるのでは?エンジニア出身ということで営業に対して腰が重いことが原因かもしれませんが、残念ながらこのような人に仕事が舞い込んでくることはないでしょう。

フリーランスになるということはすべて自分でやるという覚悟がないといけません。自分は制作物だけ作っていたいという方は今すぐ会社員に戻ることをお勧めします。制作に没頭できる会社に勤めることが出来れば、制約はあれど自分の思うように働くことはできるはずです。それが嫌ならば、営業力を高めることが必要です。

「仕事の受注量 = 接触回数 × 受注率」となるので営業の数をこなす必要があります。

ここでは、自分や商品を上手にアピールするための営業テクニックについてご紹介します。「スキルはあるのに、仕事の依頼が来ない」とお悩み中の方は是非読んでみてください。

フリーランスの営業は「自己分析」から

業界的にエンジニア不足なので仕事は多くありふれています。

Web制作、アプリ制作、プログラマーetc…「好きなことで生きていく」という言葉を目にしたことがあると思いますが、戦略を立てればそうやって生きることも難しくはないでしょう。

しかし、しっかり戦略を練らないと生活することはできません。ただ好きなことだけで生きていけるほど甘くはありません。好きなことの中から社会で求められているものを選んでいかなければいけないのです。まずは自分に対する様々な分析を行うことをお勧めします

「自分の強み・弱み」「できることは何か」などをしっかり分析して、そこから仕事の応募をするようにしてください。どんなに業務経験があってもフリーランスとして活動するという点では初心者ですので、しっかりと自分の状況や目的を見つめなおす必要があります。

企業にアピールする強みを作る

自分の強みを見つけたら、その次は武器を確認しましょう。ここでいう武器とは企業が仕事を任せたくなるような実績を指します。ビジネスの世界ですから、その人が出してきた実績が、その人を判断する大切な要素になります。

例えばWeb制作の案件を募集していたとします。その時に自分でオリジナルのサイトを作った経験があると、実績として評価してもらい仕事を受注することが出来やすくなります。逆にWeb制作とは関係のない実績を提示したとしても、企業が求めているものとは異なるので評価されず、仕事を受注することはできないでしょう。これからフリーランスエンジニアとして働くならば実績は多いにこしたことことはないです。

せっかく営業するのに、実績はないと意味はないのでまずはエンジニアとしての実力を磨きましょう。

ポートフォリオサイトを作成する

実績を作った後は、企業に提出する履歴書を作成する必要があります。

ポートフォリオサイトとは、自分の作品などをインターネット上で公開しているホームページのことを言います。「WordPress」や「Wix」などが有名どころとして挙げられます。一度は目にしたこともあるのでは?ポートフォリオサイトがないと自分の実績やスキルを示すことが出来ないのでフリーランスエンジニアとして仕事受注は難しくなっていしまうでしょう。

作成のコツとしては、制作した作品をただ闇雲に並べるのではなく、深堀してみてください。制作背景やコンセプト、目的などの説明を加えるだけではなく、その制作では自分がどう考えて提案したのか、それによってクライアントにどう貢献したのかをまとめてみてください。クライアントとなる相手とは時として顔を合わさず仕事をするときもあります。あなたを信頼する一つの材料として「どう問題解決に取り組んでくれるのか」となります。この点を念頭に置いて作成してみてください。

企業やエージェントにアプローチをかける

ここまでしっかり準備できたらあとは企業やエージェントにアプローチをかけていきます。

エージェントの実態についてはこちらの記事に記載しています。

分析した自分の強みを生かせそうな企業やエージェントに営業メールをしてみましょう。業界的に人手不足なので優秀でしっかりと実績を残せると評価された人は仕事を受注できるはずです。

メール営業のポイントは、メールをいかに開封してもらうかになります。フリーランスエンジニアはどんどん増えているので、メールした企業もあなた以外からもたくさん連絡が来ています。開封されるために、伝えたい要点を簡潔に伝えれるかがポイントになります。ポートフォリオまで見てもらうことが出来れば、受注率はかなり高いです。

受注率を上げるためにも多くの企業にアプローチをかけることをお勧めします。

エージェントとのつながりの作り方に関しては以下の記事をご参照ください。

まとめ

日本はエンジニア不足と言われています。これはスキルアンマッチが起因である部分もあるとは思いますが、仕事がないということは企業への接触回数が少ないということが想定されます。しっかり自分の履歴書を充実させられれば仕事がないということはありえないと言えます。 戦略を立てて営業をかければフリーランスエンジニアとして活躍することは難しくありません。是非ここで記載したアクションを起こして、仕事の受注につなげてください。

この記事を書いた人

freestyleEngineer

中小SIerにてシステムエンジニアとして高稼働案件に振り回されながらスキルを磨く。キャリアの中盤からPMを任されることが多くなり、マネジメント寄りのキャリアに進む。現在はエンジニアの希望に応えられるような案件を紹介するフリーのエージェントとして奮闘中です。