フリーランスに求められるスキルとプログラム言語

近年はフリーランスエンジニアになる人々が増加しており、フリーランス業界における競争が激化しています。
フリーランスとして上手くやっていくには、どのようなスキルが必要なのでしょうか?
ここではフリーランスに求められるスキルと、特に重要なプログラム言語について説明していきます。

フリーランスに求められるスキル

フリーランスとしてやっていくには、多角的なスキルが必要となります。
どのようなスキルが必要なのか?大きく分類して以下の内容を知っておきましょう。

ITの技術力

フリーランスエンジニアとして欠かせないスキルが、技術力の高さです。
技術が高く多くの言語を扱えるほど、より多くの仕事、より好条件の仕事を紹介してもらえます。
また、技術力の高さとセットの実務経験も案件を獲得する際に求められる条件です。
実務経験を積みながら、多言語スキルや専門的スキル等、自分の個性が光るスキルを磨きましょう。

営業力

自分で営業をかけて仕事を取る必要があるフリーランスにとって、営業力も欠かせない力の1つです。
営業力の高さは、仕事を獲得する能力の高さと言っても過言ではありません。
エージェントを利用する場合は仕事を紹介してもらえますが、それ以外の場合は特に営業力が必須です。
自分の技術的強みや実務経験等をスムーズかつ正確に相手に伝えられるよう、しっかりと準備しておきましょう。

交渉力

営業力に付随する能力として、交渉力もまたフリーランスの強力な武器です。
ビジネスの駆け引きに役立つだけでなく、単価を上げてもらうためにも重要です。
交渉力がなければ、希望した条件に合わないのに話が進み、損をしてしまう恐れもあります。
自分の意志をはっきりと伝え、双方の妥協点を探る交渉力を身につけましょう。

セルフマネジメント能力

セルフマネジメント能力も、フリーランスにとって大切な能力です。
特に常駐型の案件ではない在宅ワークでは、日々のスケジュール管理や体調管理が欠かせません。
マネジメント能力の欠如による仕事の失敗は、すべて自分の責任となってしまいます。
いざという時に失敗しないため、余裕を持ったスケジュール管理を行いましょう。

お金や法律関連の知識

上記のスキルと合わせて持っておくべきものが、お金や法律関連の知識です。
フリーランスは確定申告や著作権問題等に自分で対処するため、知識不足はトラブルの原因となります。
また経費による納税額の削減のように、知識を生かして収入を上げることも可能です。
フリーランスとして上手くやっていくためにも、最低限の知識は頭に入れておきましょう。

需要のあるプログラム言語

次に、エンジニア業界で人気の言語、需要のある言語について押さえます。
ここで紹介する言語は以下の4つです。

  • Java
  • Python
  • PHP
  • Ruby

それぞれの言語ごとに、案件の特徴をみていきましょう。

Java

Javaは多くのシステム開発に利用されている重要な言語で、Google三大言語の1つに数えられます。
フリーランス向けの案件のおよそ半数がJava関連だと言われており、高い需要を誇ります。
企業の中枢システムとして使用されるケースも多く、企業からのニーズも豊富です。
その特性から在宅系の案件はあまりありませんが、常駐の案件を希望する場合は特に心強い言語です。

Python

PythonはJavaと同じくGoogle三大言語に数えられ、現在最も勢いのある言語の1つです。
多岐にわたるジャンルに利用でき、コードが簡潔で読みやすいという特徴があります。
IT業界を牽引するアメリカで大人気なので、これからさらなるニーズの高まりが期待されています。
日本でも既に多くのPython案件が見られ、ニーズの高まりから収入も高い人気の言語です。

PHP

PHもまたエンジニア向け案件における人気言語の1つで、売手市場となっています。
WordPressの開発に使用されている言語であるため、大規模なWebシステムの開発や、小規模なWebサイト制作に関わる案件が多めです。
PHPを学ぶとJavaScriptも勉強しやすく、この2つができればさらに仕事の幅が広がります。
またゲーム系企業のシステム開発にも関わっており、Webアプリの開発案件に恵まれていることも特徴です。

Ruby

Rubyは現在急激に勢いを伸ばして注目を浴びている言語です。
Webアプリ開発に関連した案件が多く、案件の単価も高めです。
ビッグデータの処理にも強いので、今後の需要が見込まれます。
言語特徴としては構文がシンプルかつ自由度が高く、プログラミング初心者が始めやすい言語だと言われています。
また、日本人によって開発されているため、その点においても学習しやすい言語です。

フリーランスが求められるスキルには、技術力だけでなく様々な能力があります。
仕事を獲得するための営業力と交渉力、セルフマネジメント能力等です。
各スキルをバランスよく身に着けることが、安定した仕事獲得のポイントとなります。
また、仕事を取りやすい人気のプログラミング言語を押さえておくことも重要です。
需要の高い言語が得意であれば、フリーランスとしてさらなる躍進が望めます。
ニーズの豊富なJava、基本的な言語であるPHP、勢いを伸ばすPythonやRuby等の特性を把握し、自分に合った言語をマスターしておきましょう。

この記事を書いた人

freestyleEngineer

中小SIerにてシステムエンジニアとして高稼働案件に振り回されながらスキルを磨く。キャリアの中盤からPMを任されることが多くなり、マネジメント寄りのキャリアに進む。現在はエンジニアの希望に応えられるような案件を紹介するフリーのエージェントとして奮闘中です。